パリから行くローズガーデン L’Haÿ-les-Roses

6月に「L’Haÿ-les-Roses(ライレローズ)」にあるローズガーデンへ行ってきました。

バラの名所と言えば「バガテル公園」や「ジェルブロワ村」がパリから近くて有名ですが、こちらはあまり知られていないかもしれません。

ここはバラのアーチがとっても素敵…!

見学者が少ないのでアーチの下でゆっくり写真を撮ることもできます。

バラに囲まれた天使のガゼボ。

このガーデンローズのメインエリアはとても広くて、どこかのお城の庭園のようでした。

中央のガゼボから左右に伸びているローズウォール、ベンチに座るとバラに囲まれているよう…♡

このローズガーデンでは、2900種類以上のバラのコレクションを観ることができ、2011年からは「Jardin remarquable(注目すべき庭園)」にも選ばれています。

少し歴史に触れると、創設者はJules Gravereaux(ジュ-ル・グラヴロー)という、ブチコ―家と共にパリ左岸の高級デパート「ボンマルシェ」を設立し成功に導いた人物でしたが、44歳の時にボンマルシェ事業から手を引くと、バラ品種の収集と交配の研究を始めました。55歳になる頃には1600種のバラを所有していた彼は、有名な造園家であるÉdouard André(エドゥアール・アンドレ)に、
世界で1番のバラ園を造るよう依頼し、完成したのがこのローズガーデン「Roseraie du Val-de-Marne」です。1910年に当時知られているバラ8000種のすべての品種を組み合わせることで、彼は夢を実現しました。その後、彼の息子のアンリがローズガーデンの計画を引き継ぎ、現在では1.5ヘクタールの庭園となっています。

行き方は、パリのメトロ7番線「Villejuif-Louis Aragon(ヴィルジュイフ・ルイ・アラゴン)」駅から、バス172番「Sous-Préfecture – Église de l’Hay-les-Roses」下車か、286番「Tournelles」下車、どちらもバスの乗車時間は15分ほどです。アクセスしやすく混んでいないので、ぜひ旅行者の方にも訪れてみて欲しいです。

庭園のエントランス横には売店&軽食メニューのあるレストランもあるので、ゆっくりとバラを観てからの休憩やランチをとることもできます。

私達が行った日は雨上がりで多くのバラが散ってしまったあとだったそうなので、またいつか6月に行ける時が来たら再訪したいです。

Roseraie du Val-de-Marne
Rue Albert, Rue Watel, 94240 L’Haÿ-les-Roses

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