今年もまた、ノートルダム大聖堂がいつもと違った顔を見せてくれると聞き、夜のシテ島へ行ってきました。大聖堂が音と光で彩られるスペクタクル – Notre-Dame de Cœur –
昨年、初めてノートルダム大聖堂でプロジェクションマッピングが行われたのですが5日間のみの開催で、気がついたときにはもうチケットは売り切れ。
“2018年も開催するなら絶対に見たい!”と思っていましたが、今年は8日間に日程が拡大していて無事にチケットを取ることができました。今後も秋のノートルダムの定番イベントになりそうな予感。
色と光に照らされて彫像がくっきり見えるだけでなく、音楽に合わせて聖人たちが踊っているように見える場面もあり、まさにプロジェクションマッピングならではの演出!
今年は第一次世界大戦終戦100周年ということもあって、その一環として”ノートルダム大聖堂と戦争にまつわる話“に触れつつも、フランス語がわからない観光客の人でも音楽と映像で楽しめる演出になっていました。
こんな風にノートルダム大聖堂が様々に姿を変えていくのが面白いです。
約30分間のプロジェクションマッピングが終わると、宇宙のような星がきらめく青い大聖堂に黄金の扉が表れて、大聖堂の中へ入れます。
なんだか天国への扉のような荘厳な雰囲気で、鑑賞していた人達がゆっくりと扉に向かって行く光景が、映画のワンシーンみたいで不思議な感じがしました。
数人ずつ区切って入場できるのですが、大聖堂の中はスモークと動くライトが行き交い、激しめのパイプオルガンの音楽が流れていて、昼間の大聖堂はまったく違う空間!
通路の最後に、当日20ユーロの寄付をするとプログラムを貰えるという案内板がありました。
この- Notre-Dame de Cœur -は寄付によって成り立っているので、事前のネット予約の時点で0€~100€を選ばないといけません。もちろん0€でも予約はOKですが、できれば寄付をしてあげたいところ。(開演前の案内で、プロジェクションマッピングの制作にかなりお金がかかっているというアピールがありました)私は予約時に10ユーロを寄付していましたが、当日の会場でも10ユーロを渡していたので事前に知っていたらプログラムを欲しかったな~と、ちょっと残念。
ネット予約時には、開演時間の19時半、または20時半のどちらかを選べます。
私は19時半の回にしましたが実際は15分遅れの開演で、その後の20時半の回も押していたので、前の回に影響される2回目よりは、最初の回を選んだ方がいいかもしれません。
開演間近になると、ノートルダム周辺の道は封鎖され、予約チケットを持っている人のみが中に入れます。30分前から開場しますが、外で待つことになるので暖かい服装がベスト! ブランケットなど持ち込んで、地面に敷いて座っている人もいました。
ノートルダム大聖堂の前の広場は広いのと、1回の収容人数がそこまで多くないのでギリギリに入場しても余裕をもって場所を選べると思います。ただプロジェクションマッピング後は、大聖堂の中を見学する順路を通って出口へ行くので、なるべく前方で鑑賞したほうが帰りはスムーズに出られます。
ノートルダムから来年度の案内メールがきていたので、2019年も開催するみたい。この時期にパリにいる方には、ぜひ見に行ってほしいイベント!おすすめです♡
– Notre-Dame de Cœur –
6 Parvis Notre-Dame – Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris
*2018年は、10月18日~25日の開催でした