旅行者向けフランスPCR検査について(出国前72時間以内の陰性証明書)

フランス・パリでのPCR検査場所と料金についてまとめました。
旅行者や日本へ一時帰国を予定しているフランス在住の方の参考になれば幸いです♡

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PCR検査場所と料金について

PCR検査はラボと呼ばれる医療検査機関や空港で受けることができます。パリの薬局で実施しているのはPCR検査ではなく、抗原検査(test antigénique)であることがほとんどなので気をつけましょう。通常、検査結果はメールで送られてきます

フランス在住でワクチン3回接種済みの方は、旅行用の陰性証明書取得のためのPCR検査は無料」です。Carte Vitale(健康保険証)を提示しましょう。

旅行者の方は、検査料金は有料」です。フランス政府が定めている最低金額は44.89ユーロですが、検査機関によって料金が異なります。

以下ご紹介していきますね。

1.空港でのPCR検査
旅行者に最もおすすめなのが、空港でのPCR検査です。検査受付時に日本政府指定のフォーマットを出せば、結果を記入してもらえます。Doctolib(フランスの医療機関予約サイト&アプリ)で事前予約が可能です。

・日本政府指定のフォーマットが利用可能
・即日PCR検査料金、70ユーロ
(結果はシャルルドゴール空港1〜4時間以内、オルリー空港1〜2時間以内)

URL : CDG&Orly空港検査の特設サイト
※通常のPCR検査は50ユーロ(結果は最大48時間以内)
※検査場所への立ち入りは航空券の提示が必要です

2.在仏日本大使館のHPで紹介されているラボ

在仏日本大使館のHPでは日本政府指定のフォーマットが利用できるラボを予め紹介してくれています。パリとパリ近郊のラボの一覧が掲載されています。

・日本政府指定のフォーマットが利用可能
・PCR検査料金、44~80ユーロ
(ラボによって異なる、結果は12~48時間以内のところが多い)

URL : 在仏日本大使館のラボ一覧
※ラボの判断等により対応を取りやめる場合もありますので、検査を受ける前にご自身でラボにご確認ください。

3.アメリカンホスピタル
パリ近郊ヌイイ市にある日本人医師がいる病院です。海外旅行保険の指定病院になっていることも多く、日本語が通じるので旅行者の方でも安心だと思います。

・日本政府指定のフォーマットが利用可能
・PCR検査料金、150ユーロ(結果は24~48時間以内)

URL : アメリカンホスピタル
※フライトによっては難しい場合がありますので(特に月・火曜日)、詳しくはお問い合わせください。

4.日系の現地旅行会社によるPCR検査同行サービス
日本人ガイドが検査に同行してくれるサービス。送迎付きのオプションなどもあり安心ですが、料金が高いのが難点です。

・日本政府指定のフォーマットが利用可能
・PCR検査料金、460ユーロ(1名の場合、結果は最大48時間以内)

URL : みゅうトラベル
※2名の場合は1人あたり315ユーロ、3名の場合は265ユーロ…と割引きあり。

5.パリ現地のラボ & BIO GROUP
フランス政府の検索サイトでPCR検査を実施しているラボを探すことができます。ラボによって当日受付のみのところと、Doctolibで事前予約が可能なところがあります。(※日本政府指定のフォーマットが利用可能かどうかはご自身でご確認ください)

・結果判明後、ラボへ出向き日本政府指定のフォーマットに記入してもらう
・PCR検査料金、44~80ユーロ
(ラボによって異なる、結果は12~24時間以内のところが多い)

ポイント
・一応、検査受付時に日本政府指定のフォーマットを渡しておく。
(検査結果と共に日本政府指定のフォーマットに記入したものをメールで送ってくれる場合がある。紛失のリスクに備えて、念のため日本政府指定のフォーマットは複数枚用意しておく)

・検査結果判明後、直接ラボへ出向き日本政府指定のフォーマットに記入してもらう。(当日受付のみのラボへ改めて日本政府指定のフォーマットに記入をお願いしに行く場合は、検査待ちの人たちがいても列に並ぶ必要はないので、直接受付のスタッフへ申し出ること)

・氏名やパスポート番号など絶対に間違えてはいけない所はきちんと確認する。(もしくは自分で予め記入しておく)

・医師の名前と、ラボのスタンプ(サイン)は絶対に必要なので、きちんと確認すること。(スタンプがないラボもあるので注意、その場合はサインがあればOKとのこと)

・日本政府指定のフォーマットの存在を知らないスタッフには「ラボが送った陰性証明書で飛行機に乗れますよ」と言われる可能性があるので、きちんと説明できるようにしておく。(フランス語や英語ができない場合は、予め翻訳した説明文を見せるなど)

・パリに複数あるBIO GROUPのラボでは日本政府指定のフォーマットに記入してくれるようです。(※念のためご自身でもご確認ください。)特にBIO GROUPのLaboratoire Richelieuは在仏日本大使館のリストにも載っているラボです結果も12時間以内と早いので、個人的におすすめです。

・厚生労働省の資料には6歳未満の子供の陰性証明書は必須ではないと書かれていますが、フランスは乳幼児でもPCR検査を受けられるので在仏日本大使館としては証明書の取得を推奨しているようです。(子供の陰性証明書がない場合はファストパスが緑にならないので、入国に少し時間がかかる可能性があります

・フランス語のwebサイトがわからない場合、ブラウザのページ翻訳で日本語にすると便利です。翻訳の精度は高くないですが、大体の意味はわかると思います。

URL : フランス政府の検索サイトDoctolibBIO GROUP

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