ブロワから自転車でシャンボール城へ。
広いお城の敷地内に入ると、自転車用の道は緑のトンネルになっていました。
エントランス前の駐輪場には、Loire à Véloを楽しむ人達の自転車がすでにたくさん。チケットを購入して中に入ると、写真のようなレストランやお土産屋さんが集まるエリアがあったので、まずはそこでランチにしました。
青空に映えて美しいシャンボール城。
写真ではあまり伝わらないのですが、ロワールで巡ったどのお城よりも大きく迫力がありました。
内部見学の入口まではお城の近くを歩いて、ぐるっと反対側へ回ります。
フランソワ1世が狩猟をするために使用していたシャンボール城。
狩猟の様子を描いた絵画や、剥製が置かれているお部屋。
ドレッサーの脇にカツラが置いてあるのが、当時のフランスらしいなと思ってしまいました。
上る人と下りる人がすれ違うことなく利用できる、有名な二重螺旋の階段。
設計者は不明ですが、レオナルドダヴィンチが考案したとされています。
フランソワ1世の「F」の文字、そして彼の紋章・サラマンダーの装飾がいたるところに施されている城内。ギャラリーに展示してあった、昔のお城のチケット販売機。フランソワ1世から→ルイ14世・15世→シャンボール伯→ブルボン・パルマ家→そして1981年にユネスコの世界遺産として「シャンボールの城と領地」が登録されるまでの歴史を垣間見ることができました。
フレンチ・ルネサンス様式の装飾が素晴らしい、屋根の近くにあるテラスへ。
庭園が美しくて、上からずっと眺めていられました。集合写真を撮っている人達が楽しそう! 2017年にリニューアルした庭園は、ルイ14世の時代の庭園を再現しているとのこと。当時の様子を完全に再現するために、16年間も調査が行われていたと知り驚きました。
ブロワ城でも目を引いた外階段。この階段を通って、各階の部屋を見学できます。
見えにくいけど、窓の上に天使たちが座っていました。
内部の見学を終えて、シャンボール城の全体像の写真を撮るために、お城の前の芝生へ。敷地内は広いのでカートをレンタルして回る人もいます。私達は自転車があるので、エントランスまで戻って自転車で回ることにしました。
(残念ながら外観が工事中だったので)購入したポストカードと一緒に♡
Loire à Véloをしている人達はみんなここで記念写真を撮っていたので、私も自転車と撮影しました!
中世のコスチュームを着て乗馬をしている人達がいました。
敷地内には教会もあります。
お城のテラスから見えたコッソン川の奥へも自転車で行ってみました。
反対側までくると、遠くに見えるシャンボール城の姿が。
このエリアは様々な野生動物を観察できる物見やぐらが点在しています。
はしごを登って静かに向こう側の様子を伺っていると…
イノシシが歩いてきた…!
終始下を向いていて、食べ物を探しているようでした。(わかりにくいけど、写真には一応背中と頭が写っています)
何の動物を見ることができるのか、パネルが設定してありました。
少し離れたところにあった大きなやぐら、ここからはウサギを見ることができると書いてありましたが…
草木の背が高くて見つけられる気がしない…!
しばらく必死に眺めていましたが、諦めて離れました。
お庭からの写真の奥に見えていたのはフランスの銀行Caisse d’épargneのイベントスペースでした。近くには中世のコスチュームを着た人達がスタンバイしていて、花火の準備まで! 私達が帰る頃にはドレスアップした社員が次々に車やミニバスで到着してきて、大規模なイベントが行われるよう。大企業はこんなロケーションでソワレができるなんて!と羨ましくなりました。
コッソン川を挟んで眺めるシャンボール城もとても綺麗でした。
私達はお昼から夕方まで過ごしたので、たっぷりと楽しむことができました。
お城の内部見学だけなら2時間、庭園や狩猟の森も含めると+2時間くらいあるといいかもしれません。
Château de Chambord
Château, 41250 Chambord