アートな靴の世界 Christian Louboutin のエクスポジション

パリ・ファッションウィーク中にPalais de la Porte DoréeでスタートしたChristian Louboutinのエクスポジション「L’Exhibitionist」へ行ってきました。

12区で生まれ育ったクリスチャン・ルブタンは、ここパレ・ド・ラ・ポルトドレにも何度も訪れており、美しい建築や装飾に魅了されていたそう。
特に床材を傷つけないようにと表示されていた「ヒール禁止」のパネルは深く印象に残り、後の作品にも反映されています。

最初のステンドグラスの展示室はエクスポジションの中でも、特に興味深い内容でした。彼の初期の頃のデザインは様々なテーマにインスピレーションを受け、果敢に挑戦している作品ばかり。

Palais de la Porte Doréeの中にある熱帯水族館にインスパイアされた魚のサバのようなデザインのマクロ―シューズもありました。

(もらったパンフレットには実際に水槽の前で撮影した写真が載っていました)

ルブタンといえば、その美しいヒール。
サイズが違っても、その美しいヒールはすべて同じだということをシルエットで表現しています。

どれも装飾的で芸術性が高い靴が展示されているエリア。

動くライトを靴にあて、その光の煌めきに目を奪われる演出も…♡

後年のヌード・シリーズでは、様々なカラーのヌードを幾何学模様のように展示。靴を履いているのにヌードのよう、ヌードなのにビジューをしているという、個人的に好きな作品。

アトリエでは靴作りの動画がメイン。
単に制作の過程を見せるだけではなく、デザイナー本人によるユーモアたっぷりの演技も楽しいです♪

靴作りの道具や色見本など、アトリエの風景は眺めているだけでワクワクします♡

最後の展示室へ行く前に見逃して欲しくないのが「FETICHISM」の部屋。
入口が暗いので気が付かずに通り過ぎていく人も多かったのですが、こちらの展示室は入ったら一旦戻ってくる順路になっています。

実用的はない靴の世界。写真から語られるストーリーが個人的にとても好きでした。

ヴァンセンヌの森の側にあるPalais de la Porte Doréeにて。
この時期にパリに来るなら必見のエクスポジションです!

Christian Louboutin / L’Exhibitionist
期間 2020年2月26日〜7月26日
※期間・内容は予告なく変更になる場合があります。

Palais de la Porte Dorée
293, avenue Daumesnil 75012 Paris

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