フランスで出産「産後と痛み止め」

妊娠中はつわりやマイナートラブルもなく、辛いと思ったことは一度もなかったのですが、産後は縫合した部分が痛くて苦しみました。特に私は、最後の1時間にかけて分娩が急に進んだので、子宮頸管裂傷がひどくなってしまったようでした。(フランスで出産「陣痛まで」「無痛分娩」の続きです)

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出産後すぐに無痛分娩の麻酔は止められ、その後2時間は分娩室から出られないのでベッドの上で横になっていました。その間、助産師さんによって強制的に母乳での授乳(約15分くらい)と、赤ちゃんの身体検査が終わって服を着せられた状態でのカンガルーケアのような抱っこ(1時間くらい)をしました。

車椅子で病室へ戻る頃には、無痛分娩の麻酔が切れ、縫合部分が信じられないくらい痛くなってきました。すぐに痛み止めを持ってきてくれる予定が、なかなか助産師さんが来てくれなくて、待っている間の1時間半は本当に地獄の苦しみでした。(痛いという事しか考えられない)

その後、やっと助産師さんが来て、入院中に飲む痛み止めをくれました。

・Paracétamol (パラセタモール)  痛み止め 500g×2錠 1日3回
・Phloroglucinol (フロログルシノール)  お腹の痛み止め 1日3回

どちらも6時間以上あける

・Kétoprofène (ケトプロフェン)  痛み止め 1日2錠
12時間以上あける

そして上記の薬を飲んでから、2時間待っても一向に痛みが収まらないので、再度、助産師さんに相談して、さらに薬を持ってきて貰いました。

・Néfopam アンプルに入っている痛み止め 1日3回
6時間以上あける

それから1時間くらいしてから、やっと薬が効いてきたのか、痛みの事しか考えられない状態から→ズキズキする状態になりました。(ズキズキする状態なのでかなり痛みはありますが、だいぶましになりました) 入院中は娘に関すること(授乳や抱っこ、おむつ替え)以外の時間はほぼずっと横になっていました。沐浴指導の時は一緒に寝泊まりしていた夫にやってもらい、私はベッドの上から見学していました。

退院後、自宅に戻ってからも、まだ痛み止めを飲んでいます。(ParacétamolとPhloroglucinolのみ自宅でも継続可能となりました。痛み止めを飲んでいても常にズキズキと痛いですが、飲まないと眠れないくらいの痛みなので。ただ今はパラセタモールを1日2回でも大丈夫になってきました)

円座クッションを持っているのですが、それを使っても痛くて座れないので、授乳中と自分の食事中は今もずっと立っています。

何回かフランス人の友人達がお祝いに来てくれたのですが、アペロの間はずっと立ったまま。その後に自分のシャワーや授乳などで合計5時間くらい立ちっぱなしになってしまうのが、しんどかったです。

産後、自宅に助産師さんが3回来てくれたのですが、追加で生後10~15日目に小児科医で娘の検診をするように言われました。私にとっても産後初の外出で、夫と一緒に自宅から徒歩2分くらいの小児科医のキャビネへ。家の中では気がつかなかったのですが、外を歩くとやっぱり痛い! 2分の距離でも遠く感じました。歩くスピードはまさに牛歩以下。

幸い娘は真夜中から午前中にかけては割りとまとめて寝てくれるので、その間は私も授乳以外はずっとベッドに横になっています。(睡眠はたっぷり取れているので、ありがたい!) また夫が3週間の育児休暇を取ってくれているので、その他の家事はほぼ夫がやってくれているのが救いです。

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※今はまだ産後約2週間。これからの痛みの経過は、またこの記事に追記したいと思います。

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