妊娠時の「トキソプラズマ陽性」フランスの食べ物と猫

私は妊娠時のトキソプラズマの検査が陽性だったので、そのことについて記事にしたいと思います。

妊娠中にトキソプラズマに感染すると、母体を通じて胎児に影響がある可能性があります。そのためフランスでは妊娠判明後の血液検査でトキソプラズマに感染してるかどうかを調べます。

陽性の場合は、妊娠前の感染であれば抗体ができているので問題ありません。

陰性の場合は、妊娠中の感染を予防する必要があり、さらに妊娠期間中は毎月ラボラトワーでトキソプラズマに感染していないか血液検査をしなければなりません。

私は数年前にこの事を知り、もし自分が妊娠して陰性だったら毎月ラボに血液検査をしに行くのは面倒なので、どうせなら妊娠前に感染して陽性になっているほうがいいなぁ~と思っていました。(妊娠中でなければ、トキソプラズマに感染しても一般的に症状はなく、問題はありません)

自分が妊娠してから気がついたのですが、私が妊娠前にしていたメディカルチェックの血液検査でトキソプラズマについても調べていたらしく、その結果は「陽性」でした。偶然、妊娠前に感染していたことがわかり、すでに抗体が出来ていたので安心しました。 ※その後、妊娠後の血液検査でも再度トキソプラズマについて調べられ、結果は「陽性(妊娠前に感染)」と表記されていました。

私は以前から生肉のステーキタルタルが好きで、レストランのメニューにあるとよく食べていたのですが、もしかしたらそのおかげ(?)で感染したのかもしれません。

産婦人科医からは「スーパーで売っている生ハムやフロマージュは食べても大丈夫。でも念のため専門店で売っているフレッシュなものは避けたほうがよい」と言われました。食べ物の制限があまりないのは本当に嬉しくて、外食もそこまで神経質になる必要がなかったので良かったです。

私はスーパーで売っている生ハムやフロマージュ、タラマ、Sushi shopのカリフォルニアロール、レストランのサラダ、フォアグラ、ローストビーフなどは普通に食べていました。(とはいえ妊娠中はトキソプラズマ以外にリステリア菌などの危険性もあるので、生牡蠣などは避けました)

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猫から感染することもあるトキソプラズマですが、調べたところ一般的に飼い猫から感染するという可能性はかなり低そうです。私も猫を飼っているのですが、以下のような環境下なら問題ないということが分かりました。

① 完全室内飼い
(外に出ないのでトキソプラズマに感染しているネズミや生肉を食べる機会がないため)

② 毎日、猫のトイレを綺麗にしている
(トキソプラズマに感染した猫は3~5日の潜伏期間を経て、感染源となる糞を約1週間排出する。さらに排出された糞は1~5日後から感染する力をもつようになるため)

③ トイレ掃除の後は毎回手を洗っている
(猫の糞を通じて人へ感染するため)

特に②をみてもらえば分かると思うのですが、この条件だと猫から人へ感染する可能性はかなり低いです。

妊娠してから飼い猫のお世話について不安になる方もいると思うのですが、上記のことから過剰に心配する必要はないので、安心して猫と暮らして欲しいです。

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